「俺の言ってる事はそんなにおかしいのか?ビジネスマンよ。」

投稿者: yaccoking

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http://www.marketmenot.com/vonage-crazy-generous-commercial/

私が好きなコマーシャルの1つ、通信サービス会社Vonageの「Crazy Generous (製作:JWT/New York)」は、人通りの多い路上で、一人のホームレスが携帯電話などの通信サービスについての新しいアイデアを大声で唱えるところから始まる。見た目もぱっとしない、様子も怪しい男の言う事なんか誰も気に留めない中、すぐそばのコーヒースタンドに立ち寄った男と、そのホームレス男が目を合わせる。誰も彼の言う事に耳を傾けてくれず、半ばあきらめ気味のホームレス男は即座に「俺の言ってる事はそんなにおかしいのか?ビジネスマンよ。」と問いかける。それに対して「俺はそんな風に思わないよ」と返事をするところから、このコマーシャルのシリーズが展開していく。
アメリカなら本当に「ありえる」このストーリー展開が好きです。

こんなコマーシャルを思い出させる出来事が最近ったので、ちょっと紹介。

先週、ロサンゼルスのダウンタウンにある職場から郵便局まで素早く歩いてると、郵便物を沢山持った私を見つけた50歳ぐらいの男が横並びに歩いてきて「Hi, how are you?」って言ってきた。ダウンタウンみたいなところだと、いわゆる「変な人」がいつでも話しかけてくるので、ほとんどの場合は無視するけど(相手にすると、ほとんどろくな事がないという経験上)、この男はなんとなく感じ良く話してきたので「I’m good. How about you?」なんて返すと、次の横断歩道で分かれるまでの1分程度で、明確で分かりやすい彼のビジネスプレゼンテーションを繰り広げてきた。

多分こんな内容だったと思われる彼のプレゼン内容:
1)俺は今のところホームレス
2)少しでも働ける事から初めて、普通の生活を取り戻したい
3)ダウンタウンエリアのレストラン、小売業、オフィスの窓ふきをやっている
4)サービスは10ドルと、15ドルの二つのオプションを設定
5)現在は、依頼を受けた先の掃除道具を使用する方式だが、近い将来は自分の掃除道具を持参して訪問する事が理想

…で、「なんか分かりやすいし、いいアイデアやと思う!」と返すと、私の職場で窓ふきをさせてもらえないかと頼まれた。「んー、私は経営者じゃないし、ボスに聞いてみないと分からないわー。でも、このエリアで、あなたみたいに身なりに気をつけて明るい態度でやってる人なら、きっと依頼がたくさんくると思う!」と言って分かれた。
その日、そのことを私のボスに話したら、「えー、頼んでみようかなー。」って言ってたので、少し驚いた。

その翌週、出勤途中にまた同じホームレスの彼を見かけた。しかもスポーツシューズのセレクトストアの窓ふきをやっていた。「おお!仕事ゲットしてる!」と思い、テンションが上がったけど、仕事中なのでこっそり横を通り過ぎた。

次見つけたら、「一度うちのボスにあってみて」って言おうと決めてから約一週間が経ったけど、なかなか彼を見つけられない。そもそも携帯電話も持ってなさそうなので、道で見つけるしかない。(まあ、道で人を見つけるのは得意なので、近々見つかると思ってる。)

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